精神科系の本を読んでいてもかなりよく出てくるリスペリドンの勉強をしていたら、統合失調症について気になったので調べてみました。参考にした本は、国家試験でお世話になった青本5(2016年)です。
統合失調症
青年期に発症しやすい。
陽性症状(幻覚、幻聴、思考障害、作為体験)急性期や再燃期にみられると陰性症状(自閉症、自発性減退、無関心、感情の平坦化)慢性期にみられるがある。
原因不明であるがいくつか仮説あり。
ドパミン仮説・・・中枢内のドパミン量を増加させると統合失調症様症状を発症させる。多くの抗精神病薬はドパミン受容体を遮断する。統合失調症患者の脳内ドパミン代謝及びドパミンD2受容体は、成人より増加している。
ドパミン作動性神経4つ
- 中脳辺縁系 亢進→陽性症状
- 中脳皮質系 低下→陰性症状
- 黒質線条体系 低下→パーキンソン症状
- 下垂体前葉系 低下→プロラクチン分泌
セロトニン仮説・・・陰性症状の改善には、必ずしもドパミンD2受容体遮断作用とは相関性がなく、セロトニン5HT2受容体遮断作用を持つリスペリドンなどが有効であることから、中枢のセロトニン作動性神経系の関与も考えられる。
統合失調症薬
メジャートランキライザーとも言われる。
定型向精神病薬と非定型抗精神病薬がある。
定型治療薬・・・フェノチアジン系、ブチロフェノン系など
非定型治療薬・・・セロトニン・ドパミンアンタゴニスト(SDA)、多元受容体標的化抗精神病薬(MARTA)など
勉強した感想
脳に関係するところの勉強はかなり複雑であり、難しく感じます。
少し挫折してしまったので、今日はこの辺で勉強は終了です。
国家試験(5年前)の勉強の時に覚えたはずだと言い聞かせながら、呪文の様な参考書を読んでいます。次は薬について勉強したいと思います。
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